匂いのない世界からの復活
2008年に約35万人だったアトピーの患者は、2017年には51万人に増えたと言われます。
9年の間に16万人も増えたんですね。
最近では、花粉症を発症する人も続々と増えています。
東洋医学では、皮膚と鼻は繋がっていると考えられています。
ついでに肺、大腸、鼻・皮膚も繋がっているのです。
西洋医学では、アレルギーマーチとも呼ばれています。
アトピー性皮膚炎から鼻炎、喘息を発症する。
そしてアレルギーには、腸がキーポイントになっていることは広く知られています。
幼少時代からの経験
私が子供のころ父が出張に行くと、お腹がパンパンに腫れて病院に担ぎ込まれた経験が何度もあります。
小学生から中学生にかけては、カサカサじゅくじゅくのアトピー性皮膚炎。他にも、アレルギー性鼻炎から副鼻腔炎も発症、それが難治性の好酸球性副鼻腔炎だと診断され、何年も匂いのない世界で暮らしていました。
おでんを温めていて、焦げた匂いに気づかず鍋を焦がしてダメにしてしまったことも…。
大好きなアロマの香りもわからない。
匂いがしないということは、生命の危険にも関わるんです。
好酸球性副鼻腔炎は難病に指定されている副鼻腔炎です。
そして、副鼻腔炎から喘息を発症。
喘息も好酸球性副鼻腔炎も、治療方法はステロイドのみ。
耳鼻科に行くと毎月出るステロイド。
喘息の発作が出てもステロイド。
手湿疹が出てもステロイド。
内科・耳鼻科・皮膚科から重複してステロイドが出ることもありました。
もちろん、ステロイドが必要な状況もあると思います。しかし多用すると、免疫力の低下に繋がります。
そのころ健康について学び始めた私は、「ステロイドは悪い薬なんだ。こんなもの飲み続けていたら私の体は壊れてしまう。どうしたらいいの?」と深い絶望感に陥っていました。
どうしていいのかも分からず二度も鼻の手術をし、漢方を煎じて飲んだり、いろんな種類の鍼灸をしていただきました。食事を変えると少しは改善したものの、黄砂やPM2.5など空気が悪くなったらまた増悪してステロイドを飲む日々。
そんな時に出会ったのが心理学・薬膳、そしてエッセンシャルオイル・予防医学です。
これらの学びによって、私はステロイドを少しずつ手放せるようになりました。
そのような生活をしていると、二か月にひと箱飲んでいた頭痛薬も必要なくなったのです。
おうちセラピスト養成教室RelAir(リレア)の想い
アレルギーは現在も完治をしているわけではありませんが、症状が出る頻度は劇的に少なくなりました。
まずは「未病先防」
- 病気にならない体を作ること
- 少しおかしいと思ったら、食事やアロマでお手当してひどくならないようにする
など、病院に行く前にできることをお伝えできればと思います。
あなたの心と身体に向き合える場所になれば嬉しいです。