目のトラブルによい食材:クコの実

薬膳

12月も後半となりました。

例年、この時期は「サンタプロジェクト」に参加しています。

サンタプロジェクトとは

児童施設の子どもたちにプレゼントの希望を聞いて、その商品を購入、ラッピングしてお渡しするというプロジェクトです。
児童施設の子どもたちは、自分が希望するクリスマスプレゼントをもらったことがない子が多いようでこのような企画がスタートしました。

以前はリストが送られてきて実際に購入したり、寄付金を取りまとめて下さるNPOに送ってお願いしたりということが多かったのですが、最近はちょっと違っています。
子どもたちの希望の品が通販サイトのリストと共に送られてきます。
それをグループ内で重複しないように、個別に購入し、障がい者作業所あてに送付、きれいにラッピングしてお届けするという流れです。

昨晩リストが送られてきたので、ひとつひとつ確認して、こちらの寄付金に見合う金額のものをいくつかピックアップして送る作業をしました。

このリストの文字が小さくて、その上この時期は乾燥がひどいので目がかなり疲れました

最近ではスマホやパソコンの普及で眼精疲労に悩まされる方も増えていますよね。
そこで今日は、
「目のトラブルによい食材 クコの実」についてです。

クコの実について

以前ご説明した「五行の基礎
でも説明していますが、目と関係する臓器は「肝」

中国最古の医学書である「黄帝内経」には
「肝は目に開竅する」という言葉があります。
「開竅(かいきょう)」って聞きなれない言葉ですが、五臓って身体の中にあるのでどのようになっているか見えませんよね。
レントゲンなどの技術がなかった古代中国では表に出てくる症状により内臓の状態を推察していたのです。

「肝は目に開竅する」とは、肝の経絡は目に通じていて、肝血が目を滋養することにより目が正常に機能するという意味です。
ストレス、長時間の目の酷使、女性は生理、出産、授乳などにより血の消耗が多くなると肝の働きが弱り、肝臓の解毒作用や血流が悪くなります。
そして目がかすんだり、目が疲れやすかったり、目が充血したり、かすみ目や目の奥がズキズキと痛くなる、またまぶたがピクピクするなどの症状が起こります。

そのほか加齢による目の不調は「腎」が関係しています

それぞれの原因によって解決法も違ってきますので、そこを見極めることが大事です。

目が疲れているなどの症状があった時のファーストチョイスは「クコの実」

肝と腎の働きを高めます

日本では杏仁豆腐にちょこんとのっている赤い実というイメージですが、海外ではゴジベリーという名前でスーパーフードと言われていますし、中国では「長寿の果実」「不老不死の実」とも呼ばれる生薬で、世界三大美女のひとり楊貴妃も食べていたという話もあります。

眼精疲労や目のかすみによく、ドライアイの予防や改善をしてくれます。

小さくて食べやすいのでついつい食べすぎてしまいますが、ドライフルーツなのでカロリーが高いですし、ナス科の食べ物ですので身体を冷やします
食べすぎると身体が冷えて下痢を起しやすくなりますのでお気をつけくださいね。

クコの実はヨーグルトに入れたり、スープに浮かせたり、ほうれん草のお浸しにちょっと入れても可愛いですよね。

毎日の食事に少しずつ取り入れられる食材なので、ぜひお試し下さいね。

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